交通事故で泣かない、泣かせないために!
交通事故の現状
平成の時代に全国でどれくらいの事故が発生し、どれくらいの尊い命が失われたのか政府統計資料から調べてみました。
全国の交通事故発生状況
年次 | 事故発生件数 | 死者数 | 負傷者数 | 重症者数 |
平成元年 | 661,363 | 11,086 | 814,832 | 80,948 |
平成10年 | 803,882 | 9,214 | 990,676 | 74,247 |
平成20年 | 766,394 | 5,209 | 945,703 | 56,818 |
平成30年 | 430,601 | 3,532 | 525,846 | 34,558 |
※出典元:e-Stat 政府統計の総合窓口 (2020/05/09)
URL:https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00130002&tstat=000001027457&cycle=7&year=20180&month=0
平成の30年間の交通事故発生の推移を見てみると、減少傾向にあることは確認できましたが、まだまだ大きな数字です。
地域の傾向や年齢層の違い等、要因は多々あると思いますが、やはり一人一人の交通ルール順守の徹底こそが、この数字を下げる唯一の手段ではないでしょうか。
交通ルールの再確認
交通ルールは免許更新時に渡される教本にあるように、道路交通法という法律によって、道路における交通ルールが詳しく規定されています。
ここでは重大事故の引き金になるような重要事項について、再度見直しをして見たいと思います。
①飲酒運転
誰でも知っている「運転をする人は絶対に飲酒をして運転してはいけない」という事です。
車やバイクはもちろんのことですが、自転車も軽車両であり、当然自転車でも飲酒して運転してはいけません。
同様に「飲酒運転をさせない」ということもとても大切なことですね。
お互い意識しあい、万が一飲酒して運転しそうな人がいればさせないという働きかけを励行しましょう。
②あおり運転
高速道路や一般道路で、急な進路変更や、急ブレーキ、適正な車間距離を確保していない等は、悪質・危険な行為として道路交通法に違反することはもちろんですが危険運転致死傷罪に問われることもあり、また重大事故を引き起こす可能性も高い決してやってはいけないことです。
車の運転をするときは、万が一前の車両が急ブレーキをかけても停止できるような車間距離と安全な速度を常に心がけましょう。
又イライラせずに常に思いやり、譲り合いの心をもって運転しましょう。
③横断歩道は歩行者優先
信号のない横断歩道で、横断しようとしている歩行者が居ても、気が付かないで通り過ぎてしまうことがありました。
通り過ぎてから横断しようとして待っている歩行者に気づき、「しまった」と反省しています。
横断歩道の手前では、歩行者の有無を確認できるよう徐行し、歩行者が居る場合には必ず一時停止することを励行しましょう。
又歩行者側も道路への飛び出しや、斜め横断、横断歩道のないところでの横断等は危険なので絶対やめましょう。
④スマートフォン、携帯電話の使用
運転中にスマートフォンや携帯電話など使うことももまた危険な行為です。スマートフォンや携帯電話に限らず、運転中にちょっと目を離したり、考え事した
りすると、例えば時速60㎞で僅か2秒でも車は30m以上も進んでしまうそうです。
ちょっと物を落として拾おうとしたり、ほんのわずか居眠りをしてしまうといった場合にも、目の前に停車中の車の列があれば追突してしまいますね。
⑤ハイビームの活用
夜間走行時、路肩にいる歩行者等にヘッドライトの光が届かずに、危ない思いをされた方も多いのではないでしょうか。
夜間の運転時にロービームだけで走行することはとても危険と言われています。前を走る車と対向車に注意を払う必要がありますが、対向車もなく、前を走る車も無い時には、ハイビームを積極的に使いましょう。
対向車とのすれ違いの際には、一旦ロービームにしなければなりませんので、こまめな切り替えが必要になるでしょう。
最近の新型車両には、ロービーム、ハイビームをセンサーによって自動的に切り替える機能も備わっているようです。
⑥シートベルト、チャイルドシート
シートベルトは高速道路、一般道路共に全席しなければならなくなっています。又6歳未満の子供やシートベルトがうまくできない子供にはチャイルドシートを使用を勧められています。
⑦自転車
自転車に乗用中に起きた事故の6割以上が、頭部に致命傷を負っているとの報告があります。
自転車に乗る場合には、必ずヘルメットを着用し、頭部を守りましょう。
※出典元:警察庁 交通安全のための情報 (2020/05/09)
URL:https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/koutsuuannzennjyouhou.html
ドライブレコーダーの勧め
最近ドライブレコーダーがとても伸びているというニュースを目にします。ドライブレコーダーは、ヒヤッとするような危ない運転をしたときや、事故に遭って
しまったときの、前後十数秒間を自動的に記録してくれるものです。
活用法としては、記録された内容を確認することで、自分の気づかなかった運転の特性を知ることもできます。
又警察庁では、記録動画を元に交通安全教育に活用する研究も始められているとも言われております。
もう一つの活用としては、事故の場合の判断材料や裁判の際の証拠としても採用されるなど今後ますます需要が広がっていくでしょう。
現在市場には多くのドライブレコーダーが市販されていますが、価格は数千円程度の物から3万円ほどのものまで価格差もあります。
機能面等の違いもあり、導入に当たっては機能面、性能面など多方面からの比較検討をされることが必要でしょう。
参考までにドライブレコーダーのタイプ別比較サイトをご案内しておきます。
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません