キャッシュカード詐欺・・カードに切り込み入れ持ち去り!

はじめに

特殊詐欺はこれまでも様々な手口が報じられ、そのたびに摘発もされてきていますが、残念ながら未だに収束どころか被害拡大が続いているような状況でまさに「いたちごっこ」の様相ですね。

なかなか減少に転じてこないのは、特殊詐欺の手口がどんどん手を変え巧妙化しているからとも言われています。

最近の新たな手口として各地で散見されている「キャッシュカードへ切り込みを入れて持ち去る」という事例について
ニュース記事から拾ってみました。

 

キャッシュカード騙し取り

大阪や横浜他で最近発生している事例として、「不正に残高照会が行われている、キャッシュカードが悪用される恐れがあるため破棄する必要がある」と言っただまし文句で電話を掛け、後に警察官を騙った男(あるいは女)が、家を訪れ、「裁判所に証拠として提出する」等と説明をしてキャッシュカードをだまし取る手口、その際受け取ったカードに2~3㎝程度の切り込みを入れて、このカードはもう使えないと言って信用させていた。

実際にはキャッシュカードに入れた切込みは、磁気部分やチップ部分を外して実害の無いところに切り込みを入れており、
このカードをだまし取ったのち、現金の搾取に成功している。

詐欺グーループの間ではキャッシュカードの切り込みの入れ方や、騙し文句の詳細などが書かれたマニュアルが、存在するようで、大阪府警が摘発した際に特殊詐欺マニュアルを押収しています。

 

発生事例

大阪のケース

70代の夫婦の元に電話、後に警察官を騙る若い男がキャッシュカード4枚をだまし取り「悪用されないように切り込みを入れておきます」と目の前で安心させ、持ち去った。

後日警察官役の男逮捕、男からは指示役からの詳細の指示メールが回収されている。

別のケースでは、70代女性が6枚のキャッシュカードを取りに来た女に渡した、女はキャッシュカード6枚に切り込みを入れ持ち去った。

後日女が逮捕されたが、現金220万円がその日のうちに引き出されていたようです。

 

横浜のケース

80代の女性、同様の手口でキャッシュカード3枚騙し取られた、男は女性の目の前で3枚のキャッシュカードに切り込みを入れ、「これでもう使えなくなりました、安心してください」と声を掛けている。

 

埼玉のケース

80代の男性、同様の手口で男から「不正に残高照会されたようなので、キャッシュカードの悪用を避けるため廃棄する必要がある」と電話で言われ、暗証番号を教え、後に訪ねてきた警察官を名乗る女にキャッシュカード2枚を渡し、女は目前でカードに切り込みを入れ持ち去ったという。

新しいカードが送られてくると言われた日に警察に確認をして詐欺と判明したようだが、既に476万円が搾取されていた。

出典元:JIJI.com  (https://www.jiji.com/jc/article?k=2020062600177&g=soc)
朝日新聞DIGITAL  (https://www.asahi.com/articles/ASN5S6S00N5SPTIL00W.html)
毎日新聞(https://mainichi.jp/articles/20200503/k00/00m/040/047000c)
(令和2年7月20日)

 

栃木県での発生事例

栃木県内においてもクレジットカードに切込みを入れて見せて騙し取る手口が発生していることが報道されています。
クレジットカードは磁気部分やICチップ部分に切り込みなどの障害を与えない限り、使用できるものであり、見せかけ上内部の記録データーに影響のない部分に切り込みを入れても、カードは使えない状態にはなりません。

詐欺犯はここに目をつけて、だまし取ったカードを使い現金化等搾取していることをもう一度理解する必要があります。
(2020年9月12日報道より)

 

 

あとがき

警察官がキャッシュカードの回収などあり得ないと思いつつも、詐欺犯の方が話術も含めて1枚も2枚も上手なのかと思わざるを得ません。

然しながら、何もせずに高額の現金等を搾取されるなども、又あり得ないことです。

この様な事例を広く紹介することで、直接記事を読むことができない人たちも含め、多くの人の目で耳で知り伝え合うことが、わずかながらも被害を抑え込む方策になるものと信じています。

特にキャッシュカードを警察官に渡すなどという行為は、現実的には詐欺以外絶対にあり得ないことと肝に銘じておく必要があります。

 

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

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