グランドゴルフボールの打ち方!まっすぐボールの打ち方を考える③
グランドゴルフの不思議
我々のクラブでは、毎週火曜日と土曜日の週2回メンバーが集まってのグランドゴルフ練習を行っている。
練習用のグランドは公園の一角をお借りしている関係で、毎回同じ位置にロング1本、ミドル2本、ショート2本のホールを設定し練習コースとしている。
グランドコンデションは土質のコースで割と平坦なコースであるが、雨の後や、乾燥続きの時期、冬季など季節や乾燥状態によってもコースコンデションは変化しており、常に同じ状況とは言い難いコースとなっている。
又春先からは草花の目が一面に出てくることから、除草剤の散布や土慣らしなどもコースコンデションをある程度確保するために必要な作業となっている。
この練習コースで毎週2日づつ4ラウンドの練習ラウンドをこなし、腕を磨いている(?)つもりなのだが、どうも結果がついてこないのである。
コースコンデションも日ごと変化はあるものの、砂利や芝地や砂地等というように大きく変化するわけでもなく、土質の中の変化でありほぼほぼ平坦なコースコンデションであることもそう大きく変化するものではないのだが、結果が思うようについてこないのである。
ある時は4ラウンド中にホールインワンが5-6回も出たり、ある時は1回も出なかったり、2打で上がりを迎える回数もあるときは半数近くのホールで2打で上がるようなときも稀にあるのだが、多くは3打以上、時には4打、5打と言った「大たたき」をしてしまうのだ。
2打の上がりなどは4ラウンド回っても10回にも届かない状況が多数を占める。
この様な状況ではスコアーがまとまるはずもないのだが、これが現実で「下手」と言ってしまえばそれまでなのだが、何とか打数を減らす努力を試みることにした。
まずはボールをホールポストに向かってまっすぐ打てるようにすることであろうと以下取り組んでみた。
ボールを直線的に転がす練習
基本的にグランドゴルフのクラブを使ってどのように打てば、ボールは正回転でまっすぐ行くのか、繰り返しの練習を試みた。
スイング量の変化と転がり方の検証
・打つ位置と目標を決めて、クラブヘッドを目標物に対して直角に置き、同じバックスイング、同じフォロースイングで打ってみる。
・バックスイング量を変化させて、バックスイングの違いでどれだけの距離の差が出るものかを繰り返し確認する。
・トライしたのは、スイングの途中にあるボールを打つ打ち方と、スイング量を抑えてパンチショット的に打つ方法で比較
スイングショットの検証
バックスイングからフォロースイングの動作において、スイングの軌道を大きな円を描く感覚で振る場合には、クラブヘッドをボールにヒットさせる位置(ボールの位置)が難しくなることがわかる。
基本的にはボールの位置をスタンスの真ん中において振ることで、ほぼまっすぐに打ち出すことが可能になることを掴めたが、回数を重ねるごとにボールの位置を同じに置いているつもりでも微妙に異なり、力加減のバラツキと相まって左右への打ち出しのばらつきが多くなる。
一方同じスイングショットでも、クラブヘッドをまっすぐ後方にバックさせ、直線的に前方にスイングさせてクラブヘッドを押し出す打ち方では、前出の円を描く場合と比較すると、回数を重ねることによって左右のばらつきを抑え込むことができる。

しかしながらミドルホールやロングホールのようにボールを転がす距離が必要な場合には、なかなか安定して距離を出すことが難しくなる傾向にあり、左右のばらつきを抑えて距離を稼ぐ打ち方が課題となる。
パンチショットの検証
パンチショットはスイングショットのようにバックスイングを大きく取らずに、手首のコックを利用してクラブヘッドを後方に振り、手首のスナップでクラブヘッドを前方に振り出すショット方式で、方向性を重視する打ち方になるようです。
繰り返しトライしてみると、方向はかなりの精度で狙ったところに行きやすくなる実感はありましたが、距離を出すには非常に難しいこともわかりました。
従ってこの方法は1打目のショットではなかなか使いにくいようで、2打目以降、距離が短く方向や距離の精度が求められるようなショットに使うことが有効のようです。
いづれにしても距離や方向を合わせるためには、いろいろなコースコンデションで繰り返し練習する必要がありそうです。
そのうえで距離やグランドコンデションを考慮しながら、ベストなショットを併用していけるようにどの方法も繰り返し練習して感覚をつかむことが大事なようです。
スイングと転がりの検証結果
・同じスイング量で繰り返し打つことで、距離の差が少なくなってきたことは確認できた。まだまだばらつきは大きいが、練習回数を増やすことが、距離を安定させる条件と知った。
・バックスイングの量を変えながら、同じ力で打ってみると、当然前に転がるボールの長さは変わるので、1m、3m、10m程の距離を設定して、バックスイング量を変えることで、自分の腕でのバックスイング量での転がる量をある程度知ることができた。
但し今回全く同じ場所での繰り返しの為、芝地や泥地、砂地等条件の違いによって大きく変わってくるものであり、それぞれの条件下で知ることが必要と理解した。
・スイングでの打ち方とパンチショット的な打ち方では、パンチショット法がやや直進性は出しやすい感はあったが、練習量は少ないため今後さらに繰り返しトライする必要ありそうです。
あとがき
グランドゴルフの打ち方も奥が深い。
ゴルフのようにクラブを変えることで飛距離を変えることができるのも、当然スイング量や力が加味されるので難しくなるが、グランドゴルフの1本のクラブだけでの打ち方においても、スイング量であったり、力の差であったり、転がり面の環境条件の違いだったりと、結果を左右する要素がたくさんあることを知らされた。
これらの一つ一つを繰り返しの練習ラウンドや大会などで実践しながらレベルアップしていく必要があることを悟った。
実際にやってみて、ゴルフのようになかなか思うように結果が出せないもどかしさを感じることができ、これがより良い結果を求め続けるためにまたやりたくなる原動力なんだと自分なりに理解することができた。
グランドゴルフにおいても多分数回のトライでホールインワンを連発できたり、毎回ベストスコアーの更新が可能になるような状況ではすぐに飽きてやめてしまう事だろう。
グランドゴルフボールの打ち方!まっすぐボールの打ち方を考える④
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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