グランドゴルフのボールを打つときの決まりごと(ルーティン)はとっても大事!
なぜならば毎回違うコンデションでも確実に良い球を打つ必要があるからね
僕の場合はボールを打つときの決まり事(ルーティン)を3つ決めているよ
グランドゴルフでも基本の打ち方はあるけど、体格やパワーの違うプレーヤーが少しでもいい球を打ってスコアアップに貢献するためには、必ず自分流の正しい打ち方を決めて実践する必要があるのです。
今回はボールを打つとき一番大事な自分流のルーティンについて、スコアアップで悩んでいるあなたに詳しく解説します。
グランドゴルフの打ち方!自分流のルーティンを確立しよう
あなたはスコアアップのカギはボールやクラブなどの用具ではないことをまず知るべきです。
なぜならば、例え全く同じボールやクラブを使用しているプレーヤーが居たとしてもまったく同じスコアになることはあり得ないのです。
プレーヤーそれぞれが異なる体力、パワーを持ち、技術力もそれぞれ異なることは理解できるでしょう。
そのために基本の打ち方を理解したうえで、自分流の正しいルーティン、および打ち方を見つけて実践する必要があるのです。
具体的にいえば1打目の狙いは2打で必ずトマリが取れる位置に止めること。
そのためには、毎回1打目(2打目以降も同様)を打つ前には必ず確認すべきルーティンが必要なのです。
- スタートマットの方向・・・ホールの長さに関係なく構える前には必ずホールポストの中心に向いていること
- スタンスの位置と両足の先端を結ぶ線の方向・・・スタートマットと並行でホールポストの中心に向いていること
- スタートマットからホールポストまでのコンデション・・・傾斜やうねり、砂利、砂、芝などの転がり程度を把握すること
- コース上の芝目や草丈などの障害のレベルの大小の把握
- 2打目、3打目等ではホールポストのどの位置にボールを流し込むか目標を決める・・ホールポストの脚の有効活用
- 2打目、3打目ではスタートマップは無いため、仮想の目標をライン上に設定
多くのプレーヤーが、スタートマットが曲がっていてもそのまま打ってしまって、ボールがあらぬ方向に行ってしまうといった残念な事例をよく目にします。
初歩的なスコアアップのカギはボールやクラブなどの用具ではないのです。
一打目の打ち方とルーティンを考える

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グラウンドゴルフは、第一打が距離の長いロングホール/ミドルホールと距離の短いショートホールがあり、それぞれパワーの伝え方が異なります。
ロングホール/ミドルホールとショートホールに分けて説明していきます。
ロングホール/ミドルホールなど距離を必要とする打ち方
- スタートマットの方向・・・必ずホールポスト中心に向いていること
- ボール位置・・・スタンス(両足)の中央に(両足の間隔は肩幅よりやや広め)
- スタンス・・・・スタートマットとホールポストの中心を結ぶラインと並行
- 立ち位置・・・・スタートマットから若干離れ、クラブ角度がおおよそ60度程度になる位置
- スイング軌道・・バックスイング~フォロースイングを可能な限り直線上のスイング( ※実際は大きな半円状の円軌道になります )
- ショットの力・・基本はバックスイングの大きさで調節
より遠くへ飛ばすには、バックスイングを大きく。
但しヒットの瞬間は腕の力も作用します。
従って自分の身体にバックスイングの量と飛距離を覚えこませるための繰り返し練習が必要。
≪距離を出そうとする打ち方の注意ポイント≫
ロング/ミドルなどの距離の長いホールでは、バックスイング~フォロースイングの動きが大きな円軌道となるため、円軌道の途中でヒットさせることになります。
そのためにボールを置く位置によりボールの打ち出し方向が左右に振られやすくなるのです。
➩右足側(後)にずれると右方向に出やすい
➩左足側(前)にずれると左方向に出やすい
但し打ち出し方向のずれについては左右の腕の力のバランスも影響するので、一概にボール位置のみの要因とは言い切れません。
此処が自分の身体に覚えこませるための繰り返し練習が必要なポイントです。
ボールの位置を少しづつ前後にずらしながら、同じくらいのスイングで繰り返し打ってみるとボールの位置と打ち出し方向の関連をつかみやすくなります。
➩スイングの繰り返し練習・・・スイング量の違いによるボールの距離感や打ち方のくせを早く見つけ出すこと➩見つかれば手が打てます。
ショートホールなどの方向性を重視する打ち方

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- スターマットの方向・・・ホールの長さに関係なく、ホールポスト中心に向いていること
- ボール位置・・・スタンスの中央(両足の間隔はやや狭め)
- スタンス・・・・スタートマットとホールポストの中心を結ぶラインと並行
- 立ち位置・・・・できるだけスタートマットに近づき、クラブ角度80~90度程度になる位置
- スイング軌道・・バックスイング~フォロースイングは直線
(クラブヘッドをまっすぐ後ろに引いてまっすぐ前に送り出す感覚) - ショットの力・・ロングホール/ミドルホールと基本は同じバックスイング量で打ち出しの量を決定。※但しショートの場合には、バックスイングをあまりとらず手首の力を使って打つパンチショットも有効。
パンチショットは方向性に対して有利、パンチショットについては他のページでも解説しています。
≪短い距離の打ち方の注意ポイント≫
大きく距離を出す必要が無いので、力を抜くことが大事です。
クラブヘッドはスタートマットに平行にまっすぐ後ろに引いてまっすぐ前に押し出すイメージが大切。
肘を曲げてスイングするとヒットの瞬間、腕の力のバランスが崩れ微妙に手首がひねられ易くなります。
これは僕自身が経験的に感じたこと。
➩利き腕の力を抑えるために、グリップの握り方やグリップの位置など変えて自分に合う形を探してみましょう。
➩ここが自分の身体に覚えこませるための繰り返し練習ポイント。
僕の場合、ショートホールで意識的に繰り返し練習した後には左右にぶれる球筋のブレ幅は狭まってきました。
但し別の日に試してみるとばらつきが広がっていたりするので、まだまだ自分の打ち方が身についていないことを実感しました。
2打目以降の打ち方を考える

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2打目以降のショットは確実にホールポストにボールをとどめる技術が必要です。
なぜならばリング状のホールポストは入ったボールがそのまま反対側に抜けてしまうケースが多いためです。
僕の体験談を話しますと、リングから凡そ30㎝程度のところからホールポストめがけて打ったボールは狙い通りホールポストのリング内に侵入しましたが、留まることなく反対側にすり抜けていったのです。
残念ながら芝でも砂地でも起こりえることです。
ぼくも2打でおわるべきところを3打、4打と打ってしまったという苦い体験を数えきれないほど経験しています。
グランドコンデションは乾燥状態でしたが、芝の環境でも同様な事例は散見されます。
故にリング内に留める技術が重要なのです。
ホールポストのリング内に留める技術を磨く
リング内にボールをとどめる技術を磨くことは確実にスコアアップに繋がります。
なぜならば、2打でトマリとなる確率を格段に引き上げることができるからです。
ホールポストのリング内にボールをとどめる方法
・すり抜けを防止する・・・リング内の柱(奥の2本)にボールを当てることで、リング内にボールをとどめる可能性を高める
・短いアプローチショットで狙いの距離を間違いなく打てる力量を磨く・・・リング手前でボールが止まること及びすり抜けの防止
※リング手前側の脚にボールがついてしまうと、1打で入れることができず+1打、+2打と余計に打つことになります。
2打目以降はショートホールより短い場合が殆どなので、ショートホールの打ち方と基本的には同じ。
距離の差が大幅に異なるケースも多々あり、バックスイングの量で距離を調整します。
立ち位置(スタンス)はボールとホールポストの中心を結ぶラインに並行になるように立ちます。
2打目以降はスタートマットがありませんのでボールとホールポストのラインをイメージして、ボールの位置を両足の中間にします。
ボール位置とホールポスト中心のライン上に仮の目標物を設定し、ボールを転がす方向を見ることが重要になります。
2打目以降ではボールの位置とホールポストの位置が様々な長さになります。
バックスイング、フォロースイングの量が異なっても、常に直線的なスイングを意識してクラブを振ることが大切になります。
立ち位置(スタンス)やボールの位置、グリップの握り方などいろいろ試しながら、自分流の打ち方、ルーティンを確立することが大事です。
➩ここが自分の身体に覚えこませるための繰り返し練習ポイント
ヒットの瞬間クラブヘッドが左に傾く要因を探る
僕の経験上ショートホールや2打目以降のショットで狙いの方向に対して、左方向に行く球筋がおおくなる傾向にあることがわかりました。
そこで、クラブヘッドでボールを打つ瞬間にヘッド面が微妙に左を向く可能性を探ってみました。
可能性としては
①握りが甘く、インパクトの瞬間に回ってしまう。
②インパクトの瞬間に直線的に打っていない。
①のケースでは、雨の中や汗等で濡れている場合にグリップの握りが甘くなることが想定できます。
➩グランドゴルフでは、現実的には起こりにくく、確率は低いと判断しました。
②の要因で左方向に流れるケースが多いことが判明。
➩僕の場合、特にロングホール等で距離を出そうと意識するあまり腕に力が入ってしまい、結果的に利き腕が強くなっているようです。
≪試した改善案≫
①ゴルフのスイングのように、バックスイングでヘッドを寝かせ、ダウンスイングでヘッドを戻しながら、ボールを打つ瞬間にヘッドが直角に当たるようにします。
この方法は距離を必要とするロング/ミドルホールでは有効です。
しかしながら、ボールを打つ瞬間にヘッドを直角に当てることが難しく、僕が試した結果では右や左に打ち出される確率が更に高くなった感触がありました。
②クラブヘッドを直線的に後ろに引いて、直線的に前方向に押し出す。
この場合右腕、左腕の強さのバランスをコントロールする必要があることがわかりました。
どうしてもロングホールではバックスイングを大きく取る必要があり、ダウンスイングからフォロースイングのプロセスで利き腕が強くなってしまう傾向が出ます。
僕の感触では、脇の開け方、締め方などで左右の腕の強弱のバランスを調整し、クラブヘッドの軌跡を直線的に維持することが可能になることを見つけました。
➩繰り返しの練習ポイント・・・・②の方法を繰り返し練習し自分の身体に覚えこませる必要あり。
まとめ
スコアアップのカギはクラブやボールなどの用具ではありません。
なぜならば、プレーヤーそれぞれが体格も体力も技術レベルも異なります。
従いまして同じ用具でプレーをしたとしても、同じ結果にはならないということです。
あなたがスコアアップを考えるならば、ロング/ミドルホール及びショートホールにおける自分流のルーティン及び正しい打ち方、第2打目以降のルーティン、自分流の打ち方を見つけ出す必要があるのです。
グランドゴルフのスコアアップにはとても多くの要素が重なり合って、それらを自分流にマスターすることによっていいスコアを手にすることができます。
・スタートマットの方向
・コートのコンデション
・スタンスの取り方
・クラブの構え方、振り方
・クラブの握り方
・両腕の力の配分 など
あなたも繰り返しプレーすることによって、自分に最も合うルーティンおよび打ち方を探し出し、自分の身体に覚えこませることがスコアアップの近道と信じることです。
なかなか思い通りの結果にならないことへの探求心が、続けていける本質なのだと僕は理解しています。
グランドゴルフの打ち方!2打でトマリ達成するためのおすすめ3つの練習法
最後まで読んで頂きありがとうございます。