2打で確実にトマリを狙う
あなたは思うように2打が取れないことに嫌気がさしていませんか
打ち方を変えても、ボールやクラブを変えても、或いはスタンス、ボールの位置など変えてもショットの方向やボールの停まる位置が定まらない等なかなか効果が現れない現状には嫌気がさしますね。
でも残念ながらクラブの打ち方、ボールの転がし方など、スコアに繋がる重要な要素を簡単に矯正できる特効薬は無いのです。
グラウンドゴルフは多様な環境下で行われますし、クラブ1本、ボール1個で8ホールを攻略しなければならない競技です。
環境を変えても、用具を変えても、スイングを変えたりしてもなかなか期待できる効果が現れないとお悩みのあなた。
スコアアップを手に入れるためには、効率の良い練習方法を取り入れ、繰り返し、繰り返しの練習をすることで自分のスタイルを確立させ、身体に覚えこませるしか方法が無いのです。
「夏の大会こそは優勝を!」
とお考えのあなた、取り組みの内容は後ほど!
スイングを見直す
=1打目のスイング=
<ロングホール/ミドルホールで距離を出そうとする場合の打ち方>
- ボール位置・・・スタンス(両足)の中央に。(両足の間隔は肩幅よりやや広め)
- スタンス・・・・スタートマットとホールポストの中心を結ぶラインと並行。
- 立ち位置・・・・スタートマットから若干離れ、クラブ角度がおおよそ60度程度になる位置に構えます。
- スイング軌道・・バックスイング~フォロースイングを可能な限り直線上のスイングを心掛けましょう。( ※実際は大きな半円状の円軌道になります。 )
≪距離を出そうとする打ち方の注意ポイント≫
- ロング/ミドルなどのホールでは、円軌道の途中でヒットさせることになります。
- ボールを置く位置によりボールの打ち出し方向が左右に振られやすくなります。
➩右足側(後)にずれると右方向に出やすくなる。
➩左足側(前)にずれると左方向に出やすくなる。 - 但し打ち出し方向のずれについては左右の腕の力のバランスも影響するので、一概にボール位置のみの要因とは言い難い面があります。
- スターマットの方向確認・・・ホールの長さに関係なく、構える前にホールポストに向いていることを確認しましょう。
ボールの位置を少しづつ前後にずらしながら、同じくらいのスイングで繰り返し打ってみるとボールの位置と打ち出し方向の関連がわかりやすくなります。
➩スイングを繰り返すことで、スイング量の違いによるボールの距離感や打ち方の癖など探し出し、対応することが上達の近道と考えられます。
<ショートホールの方向性を重視する打ち方>
- ボール位置・・・スタンスの中央(両足の間隔はやや狭め)。
- スタンス・・・・スタートマットとホールマットを結ぶラインと並行。
- 立ち位置・・・・できるだけスタートマットに近づき、クラブ角度80~90度程度になる位置に構えます。
- スイング軌道・・バックスイング~フォロースイングは直線を意識します。
(クラブヘッドをまっすぐ後ろに引いてまっすぐ前に送り出す) - スターマットの方向確認・・・ホールの長さに関係なく、構える前にホールポストに向いていることを必ず確認しましょう。
≪短い距離の打ち方の注意ポイント≫
- 大きく距離を出す必要が無いので、力を抜いた打ち方を心掛けます。
- クラブヘッドの移動が常に直線的になるように意識してクラブを振ります。
- 肘を曲げてスイングするとヘッドがボールを打つ瞬間、腕の力のバランスが崩れ微妙に手首がひねられ易くなります。(経験的に感じた事)➩利き腕の力を抑えるために、グリップの握り方やグリップの位置など変えて自分に合う形を探してみましょう。
一般的に右利きの人は、利き腕の力が強くなり、左方向に打ち出す確率が増えるようです。
僕の場合、ショートホールで意識的に繰り返し練習した後には、左右にぶれる球筋の幅は狭まってきましたが、別の日に試してみるとばらつきが広がっていたりするので、まだまだ自分の打ち方が身についていないことを反省しきりです。
=2打目以降のスイング=
- 2打目以降はショートホール以下の場合が殆どなので、ショートホールの打ち方と基本的には同じになります。
- 距離の差が大幅に異なるケースも多々あり、バックスイングの量を調整し、距離を合わせられるようにしましょう。
- スタートマットは無いので、立ち位置(スタンス)に注意し、ボールを両足の中心に置きます。
- スタートマットが無いので、ボール位置とホールポスト中心までのライン上に仮の目標を設定し、スイングの直線性を確認します。
- スイング量が変わっても出来る限り直線的なスイング軌道になるように心掛けましょう。
可能な限り繰り返しの回数を増やし、自分のスタイルになるように、スタンスやボールの位置、グリップの握り方など調整することが重要なのです。
=クラブヘッドが左を向く要因=
僕の経験上ショートホールや2打目以降のショットで狙いの方向に対して、左方向に行く球筋が多めの傾向にあることがわかりましたので、クラブヘッドでボールを打つ瞬間にヘッド面が微妙に左を向く可能性を探ってみました。
①握りが甘く、インパクトの瞬間に回ってしまう。
②インパクトの瞬間に直線的に打っていない。
①のケースでは、雨の中や汗等で濡れている場合にグリップの握りが甘くなることが想定できます。
➩グランドゴルフでは、現実的には起こりにくく、確率は低いと判断しました。
②の要因で左方向に流れるケースが多いことが判明。
➩僕の場合、特にロングホール等で距離を出そうと意識するあまり、腕に力が入ってしまい、結果的に利き腕が強くなっているようです。
=試してみた改善案=
①ゴルフのスイングのように、バックスイングでヘッドを寝かせ、ダウンスイングでヘッドを戻しながら、ボールを打つ瞬間にヘッドが直角に当たるようにします。
この方法は距離を必要とするホールでは、距離を出しやすい感触はありますが、ボールを打つ瞬間にヘッドを直角に当てることが難しく、僕が試した結果では右や左に打ち出される確率が更に高くなった感触がありました。
②クラブヘッドを直線的に引いて、直線的に押し出す。この場合右腕、左腕の強さのバランスをコントロールする必要があることがわかりました。
どうしてもロングホールではバックスイングを大きく取る必要があり、ダウンスイングからフォロースイングのプロセスで利き腕が強くなってしまう傾向が出ます。
僕の感触では、脇の開け方、締め方などで左右の腕の強弱のバランスを調整し、クラブヘッドの軌跡を直線的に維持することが可能になることを見つけました。
あとがき
いかがでしょう。
球技としてプレーする以上少しでも良いスコアとなるよう、打ち方にこだわることが求められます。
クラブの振り方、構え方、グリップの握り方、グリップの握る位置、両腕の力配分のバランス等、まっすぐなボール、ホールポストに向かっていくボールを打つためには多くの要素が関係しています。
繰り返しの練習の中で、自分に最も合うスタイルを探し出し、身体に覚えこませることがスコアアップの近道と信じることです。
すべてが同じように、グランドゴルフでも自分の思い描いたとおりに結果が出てしまうようでは面白みに欠けることでしょう。
なかなか思い通りの結果にならないことへの探求心が、続けていける本質なのだと僕は理解しています。
最後まで読んで頂きありがとうございます。