グランドゴルフの直進性を考える。
グランドゴルフはゴルフのパター感覚で簡単にできると軽い気持ちで始めた。
毎週のように近くの練習用グランドで、週2回練習ラウンドを回っているのだが、なぜか狙ったところにボールを運べていない。
そう、1打目のショットが目標のホールポストに近づけられないのだ。
だから2打目もホールインできずに、3打、4打と打数を増やしてしまっている。
ショットの方向性が定まっていないために、右に、左にと振れてしまう。
スコアがまとまらずに打数を増やしてしまっている要因がここにありそうなのだ。
ボールをホールポストに向かってまっすぐ打ち出すにはどのような方法があるのか試行錯誤して見た。
ボールをまっすぐ打ち出すにはどうすればいいの?
グランドゴルフは多くの場合平坦なグランド上や芝生におおわれた多目的グランドなど、平坦な条件下でのボールの転がりを基本としている。
(但しコースによって草や石ころなど障害になる要素が多いのも特徴)

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この様な環境下で50m、30m、25m、15mと言った異なる距離のホールを、1本のクラブに1個のボールで最少打数で攻略するためには、それなりのテクニックが必要になる。
スタートマットに置かれたボールをホールポストまで運ぶ迄の障害要素を考えてみた。
①スタートマットからホールポストまでの間の芝目や砂利粒、草などの障害物
①については、コースにより異なり、プレーヤーにとって同一条件であることから、ここでは論じない。
②クラブによる打ち出し角度と打ち出し強さ
②についていろいろと実験を試みた。・・・結果について紹介してみたい。
但しこれはあくまでも個人的な実験による検証結果であることをご理解頂きたい。
スイング打ちとコック打ち
スイング打ち
ボールをショットする場合バックスイングとフォロースイングの量によってボールに与える力が決まり、このスイング量を調整することで、ロングやショートを打ち分けていると理解できる。
同じ長さのコースで回数を重ねてショットを打つ実験の結果では、ボールが左右に振られるふり幅が、やや多めになってしまう事が分かった。
個人的には相変わらず左方向に引っ張ってしまう確率が多い。
やはりバックスイング~フォロースイングで大きな円軌道になり、利き腕の力が入り過ぎて左腕が引き気味になってしまっている。
このショットの方法ではスタンスとボールの位置の関係が大きく影響し、右寄りに置くと打出しが右方向に、左側に置くと左方向への打ち出しが増えることが確認できた。
従ってできる限り、クラブヘッドの円軌道の中央にボールを置く必要があり、自分のスタンスに対してどの位置が中央になるのかを自分なりに把握する必要がある。
一つの改善方法としては、クラブをできるだけ垂直に構え、バックスイング~フォロースイングを直線的に行うことで、左右へのばらつきをある程度抑え込むことができる事確認した。
但しこの場合でも、インパクトの瞬間に利き腕の力によって、クラブヘッドの向き影響を与えてしまう事が確認できた。
利き腕の力を如何に落とし、左右のバランスを取るかを繰り返しの練習の中で追及する必要がある。
コック打ち
スイング打ちに対して、バックスイングの腕をあまり振り上げずに、手首のコックを利用してパンチショット気味に打ち出す方法。
コック打ちの場合、スイング打ちに比べて、左右のボールのふり幅(ばらつき幅)が減っている事が確認できた。
しかもボールの打ち出しの際ホールポストから大きく外れることが少なくなり、スイング打ちに比べ比較的距離感をつかみやすい。
但しコック打ちのデメリットとしては、強い球が打ち出しにくいため、ロングホール等ではスイング打ちとコック打ちのミックススタイルなど工夫をする必要がある。
従ってロングホール、ミドルフォール、ショートホールでのコック打ちの回数を増やし、安定してボールをホールポスト周辺に集められるよう繰り返し練習することが重要。
特に2打目、3打目等の短い距離での正確なボール運びが求められるような状況には、コック打ちを積極的に使うことで、距離感、方向性を確保しやすいことが確認できた。
ホールポスト周辺からのアプローチに積極的に使いたい打法である。
両腕の締め方、脇の締め方
特にコック打ちをする場合に、両腕は伸ばして脇を締めて打つ方法と、肘を軽く曲げて、脇を開け打つ方法を比べてみると、前者の方が方向、距離共に安定しているように感じられた。
後者の様に肘を軽く曲げて脇を開けて打つ方法では、バックスイング~フォロースイングまでの直線的な動きを維持しにくい面がある。
当面練習中及び大会でも腕を伸ばして脇を締めてのコック打ち、及びスイング打ちの両者をトライし続けて絞り込んでいこうと思う。
今後の大会等でのスコアーの浮き沈みが非常に興味深い。
ショット時のスタンス
基本的にはスタートマットとホールポストを結ぶ直線と併行に構えるナチュラルスタンスがお勧め。
但し自分の利き腕の強さや癖等見ながら、補正する意味でクローズドスタンスやオープンスタンスをトライしてみることはいい事である。
僕の場合コック打ちを繰り返しトライした中でナチュラルにスタンスを取った場合、ホールポストに対して左方向に打ち出す場合が多かったので、クローズドスタンスに構えて補正をする方法を取り入れてみた。
結果についてはもう少し様子を見る必要がある。

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あとがき
ゴルフでもスコアーアップは永遠の課題と言われるようなもの、グランドゴルフもスコアを競う以上スコアアップを狙うことは自然の流れ。
ゴルフのような高度なテクニックを使うことが困難なグランドゴルフでは、2打目をホールポストの近くから打てるようにすることがスコアアップの条件と言われる。
2打目をホールポストの近くから打つためには、1打目のショットをホールポストの周辺に集中させる必要があり、1打目のスタンスの取り方やクラブの振り方など試行錯誤しながら答えを見つけていく必要がある。
グランドゴルフは1打目、2打目のショットをするだけでも、奥の深さを感じることができる楽しくも難しいゲームである。
楽しみながら、でも少しづつでもスコアアップを考えながら試行錯誤していく事が長く続けていける秘訣であろう。
グランドゴルフボールの打ち方!まっすぐボールの打ち方を考える⑤
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