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福島の山登りの記録!二ッ箭山岩峰の魅力
福島県いわき市の小高い山の頂にそびえ立つ二つの岩峰
男体山と女峰山と呼ばれるその山は
呼び名は「ふたつやさん」、漢字表記「二ッ箭山」
読みにくそうな漢字で書かれてます。
この山は低山ながら岩場が多く、時には40m近くもある垂直の岩登りをこなさなければなりません。
中級レベルの醍醐味が味わえる山として人気がたかい。
多彩な登山ルート
春の二ッ箭山はアカヤシオはじめとする多彩な花で迎えてくれます。
秋には山全体が紅葉に染められ、散りばめられた松の緑がアクセントをつけて楽しませてくれます。
そのように魅力あふれる二ッ箭山は登山ルートも多彩に用意されています。
根本地区に用意された二ッ箭山登山口駐車場を起点に、二ッ箭山登山口から登り始める二ッ箭山登山道(根本登山口コース)が、人気が高く利用者が多いようです。
このルート上には数か所の分岐があり途中沢コースや尾根コース、林間コースなどに分かれます。
尾根コースを行くと男体山、女体山の岩峰の基部へアクセスできます。
また男体山、女体山基部の手前にも分岐があり左側を進むと男体山の北側を回り男体山の鎖場直下に出ます。
一方分岐を右方向に進むとやがて目の前に約40mと言われるほぼ垂直の岩壁が出現し、太いロープと鎖が下がっているのが確認できます。
こちらのルートはこの垂直の岩壁を登らなければ男体山、女体山の岩峰にアクセスすることができません。
従いましてこのルートを選んだ際には意を決して登るしかないのです。
しかし岩盤の表面はるつるではなく岩の突起がおおく、手で掴む足を置く場所には困りません。
ロープ、或いは鎖をしっかり持ち3点支持を守ってゆっくり登れば全く問題ありません。
当然ながら二つの岩峰を含め登山ルート上にはいくつかの鎖場が出現します。
岩を登って行かなければならない場所が多く存在し、常に滑落の危険が伴う登山ルートであることは間違いありません。
従いまして初心者は当然のことながら慣れた人であっても細心の注意を払う必要があることは言うまでもありません。
40mの垂直の壁を登りきるとそこからが男体山の岩登りとなります。
男体山は単独の岩峰で登山ルート上ではなく、ルートのすぐ脇にありピークに登るには鎖場のみの単一ルートしか用意されていません。
岩峰男体山のピークへのルートは約20mのほぼ垂直の岩登りのみなのです。
従いまして、男体山に登ったら同じルートで20mを岩下りをする必要があります。
40mの岩壁を登り切ったその先のルート上には女体山の岩峰が同じく約20mの高さにそびえています。
女体山のピークにアクセスするにもおおよそ20mの鎖場を登ることになります。
しかしながら20mの鎖場を遠慮したい登山者には巻道も用意されているので安心です。
登山道はその先に二ッ箭山の頂上を経由して、月山へと続いております。
我々は二ッ箭山登山口から根本登山口コース~尾根コースへと進み、男体山は登らずに登山ルート上にある女体山にのみ登頂、その先にある二ッ箭山山頂を目指しました。
頂上に登頂した後、月山を経由し林間コースを下山しました。
40mの垂直の岩壁を登る時には初めてのことで恐怖心も沸きました。
しかしながら登り始めてみると、3点支持を行うポイントに困らなかったのが良かったようで、意外とスムースに対応できて一安心でした。
登山ルートは根本登山口コース以外にも「月山登山口コース」「桐ヶ丘林道峠登山口コース」「猫鳴山登山口コース」「茱萸平登山口(ぐみだいらとざんぐち)コース」の4コースが設定されています。
根本登山口コースに比べると他の登山口からの利用者は少ないようです。
出典:二ッ箭山(ふたつやさん)709.7m(URL:二ツ箭山 コースガイド (coocan.jp))2022/03/19閲覧
二ッ箭山の見どころ
4月~5月にかけてはいろいろな花が楽しませてくれます。
4月上旬にはイワウチワが咲き始め、多くの場所で群生している様子が確認できます。
またヒトリシズカやスミレもたくさん目にすることができるでしょう。
アカヤシオは山表面をピンクに染め上げ、実に見事に咲くと言われています。
残念ながら未だ写真でしか拝見していないので、いちど時期を合わせて現物を見に行こうと考えています。
秋10月~11月には素晴らしい紅葉の世界、真っ赤やオレンジに染まる木々の葉が輝いて点在する松の緑とのコントラストでより一層楽しませてくれます。
我々が訪れたのは晩秋の頃だったためほとんどの木が落葉してしまっていたのは残念でした。
もう少し早い時期に来ればよかったと反省しながら、わずかに残されていた紅葉を鑑賞してきました。
最盛期にはこの何倍もの輝きを見せていたのだろうと想像させてくれるイメージの紅葉でした。
最盛期の素晴らしい紅葉も一度見に行きたいと考えています。
まとめ
二ッ箭山は岩山であるが故の素晴らしい岩峰の魅力と、季節ごとに表情を変えて僕たち山行を楽しむ者たちの感覚を楽しませてくれるとても魅力的な山だということを実感しました。
なんといっても、二ッ箭山の最大の魅力は40mの垂直岩登りではないでしょうか
春のイワウチワの群生や山肌をピンクに染め上げるアカヤシオの群落、又秋には全山がオレンジや朱色に染まり、その中に変わらぬ男体山、女体山の岩峰がそびえている姿はやはり魅力的なものです。
一度は体験しておきたい魅力の詰まった山でした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。